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新しい風

7/17/2017

 
お店に足を運んでいただいている方は
もうおなじみで、(だいぶ)いまさら感がありますが
新しいスタッフがお店を手伝ってくれています♪
グラナートをオープンするにあたって
いろいろ相談に乗ってくれたり、
首里城祭を手伝ってくれたり、
ずっとサポートしてくれていたKEIKOです。
彼女は私の高校の同級生で飲食業界での経験(経営含む)が長く、
ワインの扱いも慣れているので
教えること以上の吸収力で、大助かりです(^^)

これまではひとりテイスティング&ミーティングでしたが、
今はふたりで宮嶋勲さんの「イタリアワインマニュアル」を教科書に、
​試飲をしながら、感想を言い合ったり、
新しいワインを扱うか否かを相談しあうのは、
刺激的で探究心もふくらむ、貴重な時間です。

ふたりのコミュニケーションを活かした、
お店作り+これからのラインナップに
どうぞご期待ください♪♪
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お客さまたちがサプライズで開いてくださった周年パーティで。

泣ける香り

10/21/2015

 
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沖縄でも朝晩は、秋らしい涼しさを感じる季節になり、
先日のお休みはポルチーニ茸のリゾットを作りました。
合わせたワインは、キャンティ クラッシコ。
Chianti Classico 2010 Il Molino di Grace
こちらはサンジョベーゼ100%のスタイルです。
グラスから漂う熟れた果実のエレガントな香りは、
2010年らしい落ち着きを感じさせる心地よさ。
口に含むと葡萄のやわらかな旨みがじんわりと広がります。
お料理との相性は想像どおりでしたが、
今回、再認識というか、考えさせられたのは、
香りの不思議です。

キャンティ クラッシコに使われるサンジョベーゼ種には、
果実の中に、どこか郷愁を誘う干草のような香りが
含まれていることがあって、
それを嗅ぐと、なぜか胸にグッとこみあげてくるものを感じます。
未だにその香りのことをうまく表現できないのですが
今回のキャンティにもそれを感じ、訳もなくたまらない気持になりました。
一般に、感傷的な香りというのは、記憶を伴うものですが、
私の場合はイタリアワインを飲み始めた頃を思い出すからでしょうか?
とはいっても、その当時、特にセンチメンタルな思い出はないので、
この泣けるような感覚が一体どこに由来するのかわかりません。
ただ、かつて一緒にたくさんのワインを飲んだ姉も
「・・・なんか、キャンティの香りってたまらないよね」
とつぶやいていたことがあるので、
多少ノスタルジックな面はあるのかもしれません。

圧倒されるような華やかな香りや、いつまでもグラスに鼻をつけていたいような
美しい香り、カカオやシガー、甘草などの個性的な香りなど、
ワインは品種が多い分、他のお酒に比べて、香りも多様性に富んでいます。
お客さまから「香りのきれいなワインをください」とリクエストされることも多く、
ワイン選びの大切な要素のひとつ。
ピノノワールやカベルネソーヴィニヨンなどで、
私も「あー、いい香りだなー」と感動しながら飲む銘柄も多いです。
でも、泣きたくなるような香りは、キャンティのサンジョベーゼ以外、
今のところ経験がありません。

この感覚はずっと続くのか、それともいつかなくなるのか、
もっといろいろなワインを飲むと、他の品種でも感じるようになるのか、
まだまだ先の見えない、香りの旅が続きます。

「つづける」ということ

5/13/2015

 
先日、いつも足を運んでくださるSさんから
1冊の本をお借りしました。
ちょうど、その数日前に新聞の書評で見かけて、
読みたい!と思っていた本だったのでうれしいびっくり。

本のタイトルは、「シェフを「つづける」ということ」。

1990年代後半から2000年代の初めにかけて、
イタリアで修業したシェフ15人の10年後を追ったノンフィクションです。
実は、小さいころから食いしん坊だった私が最初に選んだ就職先は
「辻調理師専門学校」。もちろん(!)教える方ではなく、
広報の職員としてでしたが、プロの料理人を育てる教育現場で働くことは、
それだけで好奇心とやりがいを満たすものでした。
仕事柄、卒業生のお店を訪ねたり、有名店に連れて行ってもらったり、
料理人の方々と直接お話をする機会に恵まれていました。
ワインを自宅で頻繁に嗜むようになったのも、この時期からで、
その後ワインを仕事にするようになって、
ますます飲食店さんと接する機会が増えていきました。
シェフの中には、ワインをご自分で選ばれる方もいらっしゃるので、
そのお料理や合わせるワインに関するやりとりは、
楽しくも貴重なひととき。
この本に登場する、首里の「リストランテ・ラビュー」の青木シェフも
イタリアで培われたワインの知識が半端なく、
シェフの眼で選ばれるワインからは勉強になることばかりです。

著者が10年前に取材したシェフたちは今、中国で、シンガポールで、日本各地で、
あるいは再びイタリアで、シェフを続けていました。それぞれの10年。
現地での苦悩、帰国後の挫折や成功、そして現在の心境、
ひとりひとりのヒストリーが淡々と語られている分、
なおさらグッとくるものがあります。
先が見えず、自分がどこに向かっているのか、
求めているものが何だったかすら、わからなくなったとき・・・
たしかに、著者が最後に記している通り、「つづける」ことの難しさは、
どんな仕事や生き方にも通じる真理。
「彼らの言葉が、職業や立場を越えて聴く者の胸を打つのは、
いつのまにか、他ならぬ自分自身と置き換えて聴こえてくるからだろう」
という一文にこの本のすべてが表れているように思いました。

「つづける」ということ。
ちょうど先月、4周年を迎えたグラナートに、なによりの1冊でした。感謝!

イタリアの小さなワイン屋

3/2/2015

 
先月、お休みをいただいて5年ぶりにイタリアへ。
慌ただしい9日間でしたが、時間をやりくりしてワインショップやワインバーを回ってきました!
ローマのチェントロ(中心地)にいくつかある老舗や有名店は、ほぼ網羅していたので、今回は地下鉄沿線沿いにある小さなワインショップ巡り♪♪♪。

その中で個人的に通いたくなったお店が2軒ありました。

ひとつは地下鉄A線の「コッリ・アルバーニ」駅から徒歩5分圏内にある
① 【L'enoteca della Bella Marco】
住宅や商店が並ぶ裏通りに面した小さなワインショップです。
奥に細長い6坪ぐらいの大きさで、その間取り、壁の両サイドに並べたワインの配列など、グラナートと似てる!?(笑)。
ラインナップはイタリアワイン以外に、シャンパーニュやブルゴーニュのワインを扱っていました。
商品数はそれほど多くないですが、店主の趣向がわかるような自然派や繊細なタイプのアイテム揃い。
あれもコレもと悩みながら選んでいるのを、適度な距離感で接客してくれたダンディな店主さんは、日本の伊ワイン輸入業者にも友人がいるという意外な人脈を持ち、この職歴の長さをうかがわせる佇まいです。
以前、あるお客さまが「ワイン屋さんはたくさんあるけど、入った瞬間に“あ、ここだ”と思わせるラインナップってあるんですよね」。
とおしゃっていましたが、私にとってこのお店は自分のテイストに合う、行くたびに欲しいワインに出逢えるようなワイン屋さんでした。

もう一軒は地下鉄B線「ピラミデ」駅から徒歩15分ぐらいのテスタッチョ市場内にあるワイン屋さん。
② 【Vini sfusi di Qualtin】
かつて“ローマの台所”と呼ばれたこの市場の名物、トリッパ・アッラ・ロマーナのパニーノを食べ、ブラブラしているときに偶然見つけました。
市場にある量り売りのワイン屋さんは決して珍しくないのですが、グラスワインのラインナップなどから「ピン」と来るものがあり、立ち寄ることに。
まずはランチの後で、気軽な白ワインを飲みたい気分だったので、「フラスカーティありますか?」と尋ねてみました。
(軽快でお水のようにスルスル飲めるご当地ワインで、多くの人がクオリティを求めないようなデイリー銘柄です)。
すると、ここの店主は「素晴らしいのがあるよ!」。
意外な回答に「えー?」と思いつつテイスティングしてみると・・・、グリーンがかった涼しげな色調、桃や柑橘フルーツのピュアな香り、伸びやかかつ引き締まった果実感、これまで飲んできたフラスカーティとは一線を画す高い酒質・・・衝撃を言葉にできずに飲んでいると、「このワインはルクセンブルグ王国が買い占めているのでイタリア国内ではほぼ流通してないよ。
私は友人だから少し分けてもらってるんだ」。とのこと。
続けて「これも飲んでみて」と、遅摘み葡萄から造られるフラスカーティの甘口「カンネリーノ」が出されました。
店主曰はく「私が唯一認めるカンネリーノ」・・・WOW!飲んでびっくり&納得。
厚みのある果実味に、ビシッときれいな酸が通って甘みとのバランスも完璧です。
他にも、ラッツィオのオーガニック葡萄(シラー&メルロー)で造られた新酒(丁寧に醸すので解禁日に間に合わない^^;)など、おすすめのワインを試飲させていただきました。
気軽な量り売りスタイルでありながら、「川ひとつ越えると風味が変わるから」と流通や品質に気を配り、そのワインの持つ魅力を最大限伝えたい、という想いにあふれたワイン屋さんでした。

それぞれのお店で購入したワインを各1本づつ日本に持ち帰りましたが、店主たちとのコミュニケーションと共に、心に残る2本になりそうです♪

桜とミモザで春爛漫

1/24/2015

 
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ご近所の桜がようやく咲いて(今年はちょっと遅め?)、お店のミモザもフワフワの黄色いお花が満開。今年の旧正月は2月19日だそうですが、沖縄はすっかり春爛漫ですね。

新しい年になってあっという間に早1カ月。今年も元日からたくさんのお客さまにお越しいただきましたが、中でも、関西よりサプライズでご来店の森さんは、
イタリアワイン業界を牽引されているおひとり。数年前に大阪でお会いした際、森さんから受けたサービスや、お料理に合わせて手品のように次々と出してくださった、たくさんのグラスワインは、どれもが「ウ~参りました」という内容で、グラナートのラインナップにも刺激となる、貴重な機会でした。(キャンティ クラッシコに再び開眼したのも森さんの影響デス)。

また、森さんは東北の震災後、「カンサイタリー」というチャリティイベントを主催され、イタリアワインの普及を通じて、東北の復興を支援していくという活動を続けていらっしゃいます。ワインに携わる真摯な姿勢はもちろん、静かな佇まい(私の印象)からは想像できない情熱・・・沖縄でひとりお店を営む私にとって、ひとつの指針となるような心強い存在でもあります。

このような人やワインとの新たなつながりはやはり外に足を運ぶことによって恵まれたりもするので、昨年は公私の忙しさにかまけて動けなかった分、今年は「動く」1年に。そして、日々お店に足を運んでくださるお客さまや、お付き合いいただいている飲食店の方々に、ワインの楽しみを広げるためのエトセトラをお伝えしたいと思います!

聖夜のスプマンテ

12/26/2014

 
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寒波の去った沖縄は温かい(昼間は24度!)クリスマスでしたが、私はめったにひかない風邪をひいてしまったので、
おとなしく過ごすことにして、ワインも1本だけ開けました。
イタリアのスプマンテ(スパークリングワイン)です。
こちらは今夏、お客さまからお問い合わせをいただいたスプマンテだったのですが、いただきものだったらしく、詳細不明、残された手掛かりは写真の「タグ」のみ。
すぐに書かれている内容をもとに捜したところ、和歌山のワインショップさんへたどり着きました。
そこは輸入業もやられているようで(そっちが本業?)、イタリアワイン中心の魅力的なラインナップです。
しかしながら、「さっそく手配!」・・・とはいかない諸事情があり、ようやく入手できたのはクリスマス直前の週末でした。
だいぶお待たせしたものの、念願のスプマンテにお客さまは大喜び。
私もせっかくなので自分用に1本いただくことにしました。

Servo Suo Dry COLSALIS
分類的には一般に「プロセッコ」と呼ばれる、イタリアで最もポピュラーなスプマンテですが、このセルヴォスオ・ドライは遅摘み収穫の葡萄から造られるだけあって、りんごや洋梨の香りがひときわ芳醇。

泡もとろけるようなクリーミィさ、やわらかくエレガントな仕上がりで、イタリアワイン品評会「VINITALY]で金賞獲得の実績もなっとくです。
「特別な日&シャンパーニュ」という華やかな組合わせも大好きですが、ちょっと疲れているときや、年末年始などのせわしない時期に、葡萄(グレラ種)由来のほのかな甘みとやわらかな泡立ちは、染みわたるような飲み心地で、気分をゆったり落ち着かせてくれます。
来年はおいしいパネットーネ(イタリアのクリスマス菓子)を用意して・・・と次回を心待ちにさせる素敵なスプマンテでした。

新酒と...

11/23/2014

 
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産地も品種もバラエティに富んでいて、ヴィンテージによる違いもさほど大きく感じられないノヴェッロは、10月30日にひっそりと解禁するイタリアの新酒。解禁時期の微妙さによる愛嬌と、なんとも言えない安心感のある味わいで、今年も貴重な(希少な?)ノヴェッロファンを楽しませてくれました。そして、先日は「新酒と言えば」のフランス、ボージョレ・ヌーヴォーが解禁しました。

はじめてワインの仕事に就いたのが、ボージョレ・ヌーヴォー解禁直前だったこともあり、この時期になると「あー、●年目だな」とカウントします。今年で13回目の解禁。かつては、ブルゴーニュの有名生産者のプリムールや、自然派ヌーヴォー、大手生産者のヌーヴォーなど毎年何種類もの新酒を飲み比べしていました。最初の年に感動したマルセル・ラピエールのヌーヴォーをはじめ、大好きな生産者、忘れられないヴィンテージ、いろいろ思い出されます。

今は、お店のテーマや趣向の変化もあって、地元ボージョレワインのみを産するルイ・テットの、高品質でリーズナブルな1本を中心に毎年扱っています。
若々しい葡萄の香りと伸びやかな酸、ピュアな果実味。「フレッシュ&フルーティ」のお手本のような、シンプルなおいしさが気に入っています。

ローストチキンや軽めのチーズ、オイル系パスタなど合わせるお料理も幅広く楽しめますが、今年はあえて・・・「おでん」と合わせてみました!
前からガメイ(品種)と和風出汁は合うんじゃないかと、一度試してみたかったので。少し冷やし気味のヌーヴォーに、アツアツのおでん。結果は期待以上の相性の良さで、気になりそうな大根の風味にも、違和感なくなじんでいました。今季はまだおでんを作っていなかったので、タイミングよくちょうど初モノ同士。師走の忙しさを前に、おでんをつまみつつ、新酒を傾ける、気楽な夜のすごし方もオススメです。

今年のノヴェッロ、ヌーヴォーはすでに完売したので、また来年。ノヴェッロはおでんでも、テビチ入りの沖縄風が合いそうな予感です(^^)。

ワインの記録

9/25/2014

 
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お彼岸も過ぎたのに、沖縄は残暑(?)がきびしいですね。この夏はローマから姉の家族が長期帰省していたので(イタリアの小学校は夏休みが3か月!)、姪っ子たちがお店でお手伝い(?)をしてくれる日々、駆け足のようにバタバタと過ぎ去ったような感じです。

帰国前、滞在中の思い出を1冊のアルバムにしてプレゼントしてくれましたが、現像された写真は新鮮で、やはりいいものですね。デジカメを使うようになってから、せっかく撮ってもメディアやPCに保存しただけのものがたくさんあります。そんな撮りだめばっかりが増えないように、旅行に行くときは敢えて「写ル●です」も持っていき、撮影時には成功か失敗かわからないような写真をプリントして楽しんだりしています。旅先でも日常でも撮り直しができない、瞬間の一枚に惹かれます。

ワインに関する記録は、仕事で飲む場合は書き記すだけで、画像はほとんど残しません。ふだんの食事やレストランでいただくワインも、多くの場合はメモ帳に銘柄などを走り書き。画像で残すのは、やはり特別な日のワインです。高揚した気分が画像に表われるというか、ワインボトルにも表情のようなものが感じられ、雰囲気のある1枚が撮れたりすることも。後で見返しても、いつ、どこで、だれと、ワインの味わい&合わせたお料理などがパーッと蘇ってきたり・・・。いつか思い出のワインだけを1冊のアルバムにして残してみようかと思っています。

時を待つワイン

7/28/2014

 
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先月、広島のお客さまHさんから「一緒に飲みませんか?」
と誘っていただいた、北イタリア・フリウリの白とロゼワイン。
それは、現在どちらも生産されていない銘柄で、以前から「飲んでみたいな~」と思いながら、なんとなくその機会を得ていない2本でした。ずっと気になっていて、手も届く範囲なのに、未だ縁がない・・・そういうワインはけっこうあります。

白は、イタリア・カルトワインの頂点に君臨するミアーニの「ビアンコ2009」。3種のブドウ(フリウラーノ主体にマルヴァジア、リボッラジャラ)がブレンドされたこの銘柄は2010年VINが最後でした(すべて単一ブドウに転換するため?)。ブランデーのような芳醇な香りで、口に含むと樽の上品な風味と凝縮感のある果実味がじわ~っと広がります。抜栓から数時間たってもぶれない酒質、ミネラルは北らしい硬質さで、寿命の長さを感じさせます。世にあふれる賞賛も意に介さず、畑仕事に没頭し続ける生産者のストイックな姿が彷彿される、凛とした雰囲気でした。

ロゼは、同じくフリウリの雄ヴィエ・ディ・ロマンスの「チャントンス2011」。メルローから造られるロゼで、こちらもファンが多いにもかかわらず、このヴィンテージがラスト(生産終了の理由は何なのでしょうか?)。白の巨匠と呼ばれるこの生産者、白と赤は経験がありましたが、ずっと飲んでみたいと思いながら機会を逃していたのがこのロゼでした。赤みがかったオレンジのような色調で、甘酸っぱいような可憐な果実味がやさしく広がります。同じく綺麗なロゼ色にローストされたあぐーの肩肉といただきましたが、上品な脂身、旨みがロゼの果実味にしっくりと溶け合いました。

この日のために来沖されたHさんを含む女性3人の小さなワイン会。知り合ってほんの数年、3人で顔を合わせるのは昨年以来2回目、なのに昔からの知り合いのような空気で、日付が変わったことにも気づかず、話の尽きない5時間(!)。ワインに対する共通感覚の多さにも驚きです。いつ、どこで、誰と飲むかによってワインの印象は大きく変わることがありますが、この2本のワインは、この時を待っていたんだなーと思わせる夜でした。人生に大切なのは、縁とタイミング。ワインもそうだと思いながら、2度と造られることのない白とロゼを味わいました。


おやつに白ワイン

5/30/2014

 
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梅雨の合間のパーッと気持ちよく晴れた日に、レモンタルトをおやつにいただきました。
フランス産ですが、輸入食材屋さんなどで気軽に売られているものだそうです。

何と一緒にいただこうかな?
無難に紅茶でもいいですが、(後日試したのは少し酸味のあるコーヒー、これも好相性でした)。
その日は思いつきで白ワインを開けてみることにしました。
首都ローマのあるラツィオ州のシャルドネから造られた、フレッシュな辛口の白ワイン。

ワインのさっぱりとした果実味、クリスピーな酸がレモンにぴったり。
口の中でレモンの風味がグッと際立って、より爽やかな印象に。
甘さもほどよくワインに絡みます。
それぞれ単体でいただくよりも、さらに美味しく感じる、「THE相乗効果」ですね。

お客さまからもよく「今晩は〇〇を食べるんだけど、どんなワインがいいですか?」とかワインを選ばれた後で「このワインに合う食べものは?」と尋ねられます。
実際、自分が飲む場合も食事との相性を重視するので、これはもう永遠のテーマ!
これまでの経験や、経験値からのイマジネーション、知り合いや本などから得た情報をヒントにあれこれ試しています。
当たるとなんともいえない喜びがあるので、そんな実感として得たものを、ワイン選びのお手伝いで少しでも発信できたらいいな、と思っています。

ちなみに・・・ワインと食べものの相性の良さを表す言葉でよく知られているのはマリアージュ(フランス語で「結婚」)ですが、ふと、イタリア語ではなんというのかな?
と思い調べてみると、「abbiamentoアッビアメント」。
意味は単に「組合わせ」・・・あっさりしてますね(笑)。


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    Saeko

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