先月、お休みをいただいて5年ぶりにイタリアへ。
慌ただしい9日間でしたが、時間をやりくりしてワインショップやワインバーを回ってきました!
ローマのチェントロ(中心地)にいくつかある老舗や有名店は、ほぼ網羅していたので、今回は地下鉄沿線沿いにある小さなワインショップ巡り♪♪♪。
その中で個人的に通いたくなったお店が2軒ありました。
ひとつは地下鉄A線の「コッリ・アルバーニ」駅から徒歩5分圏内にある
① 【L'enoteca della Bella Marco】
住宅や商店が並ぶ裏通りに面した小さなワインショップです。
奥に細長い6坪ぐらいの大きさで、その間取り、壁の両サイドに並べたワインの配列など、グラナートと似てる!?(笑)。
ラインナップはイタリアワイン以外に、シャンパーニュやブルゴーニュのワインを扱っていました。
商品数はそれほど多くないですが、店主の趣向がわかるような自然派や繊細なタイプのアイテム揃い。
あれもコレもと悩みながら選んでいるのを、適度な距離感で接客してくれたダンディな店主さんは、日本の伊ワイン輸入業者にも友人がいるという意外な人脈を持ち、この職歴の長さをうかがわせる佇まいです。
以前、あるお客さまが「ワイン屋さんはたくさんあるけど、入った瞬間に“あ、ここだ”と思わせるラインナップってあるんですよね」。
とおしゃっていましたが、私にとってこのお店は自分のテイストに合う、行くたびに欲しいワインに出逢えるようなワイン屋さんでした。
もう一軒は地下鉄B線「ピラミデ」駅から徒歩15分ぐらいのテスタッチョ市場内にあるワイン屋さん。
② 【Vini sfusi di Qualtin】
かつて“ローマの台所”と呼ばれたこの市場の名物、トリッパ・アッラ・ロマーナのパニーノを食べ、ブラブラしているときに偶然見つけました。
市場にある量り売りのワイン屋さんは決して珍しくないのですが、グラスワインのラインナップなどから「ピン」と来るものがあり、立ち寄ることに。
まずはランチの後で、気軽な白ワインを飲みたい気分だったので、「フラスカーティありますか?」と尋ねてみました。
(軽快でお水のようにスルスル飲めるご当地ワインで、多くの人がクオリティを求めないようなデイリー銘柄です)。
すると、ここの店主は「素晴らしいのがあるよ!」。
意外な回答に「えー?」と思いつつテイスティングしてみると・・・、グリーンがかった涼しげな色調、桃や柑橘フルーツのピュアな香り、伸びやかかつ引き締まった果実感、これまで飲んできたフラスカーティとは一線を画す高い酒質・・・衝撃を言葉にできずに飲んでいると、「このワインはルクセンブルグ王国が買い占めているのでイタリア国内ではほぼ流通してないよ。
私は友人だから少し分けてもらってるんだ」。とのこと。
続けて「これも飲んでみて」と、遅摘み葡萄から造られるフラスカーティの甘口「カンネリーノ」が出されました。
店主曰はく「私が唯一認めるカンネリーノ」・・・WOW!飲んでびっくり&納得。
厚みのある果実味に、ビシッときれいな酸が通って甘みとのバランスも完璧です。
他にも、ラッツィオのオーガニック葡萄(シラー&メルロー)で造られた新酒(丁寧に醸すので解禁日に間に合わない^^;)など、おすすめのワインを試飲させていただきました。
気軽な量り売りスタイルでありながら、「川ひとつ越えると風味が変わるから」と流通や品質に気を配り、そのワインの持つ魅力を最大限伝えたい、という想いにあふれたワイン屋さんでした。
それぞれのお店で購入したワインを各1本づつ日本に持ち帰りましたが、店主たちとのコミュニケーションと共に、心に残る2本になりそうです♪
慌ただしい9日間でしたが、時間をやりくりしてワインショップやワインバーを回ってきました!
ローマのチェントロ(中心地)にいくつかある老舗や有名店は、ほぼ網羅していたので、今回は地下鉄沿線沿いにある小さなワインショップ巡り♪♪♪。
その中で個人的に通いたくなったお店が2軒ありました。
ひとつは地下鉄A線の「コッリ・アルバーニ」駅から徒歩5分圏内にある
① 【L'enoteca della Bella Marco】
住宅や商店が並ぶ裏通りに面した小さなワインショップです。
奥に細長い6坪ぐらいの大きさで、その間取り、壁の両サイドに並べたワインの配列など、グラナートと似てる!?(笑)。
ラインナップはイタリアワイン以外に、シャンパーニュやブルゴーニュのワインを扱っていました。
商品数はそれほど多くないですが、店主の趣向がわかるような自然派や繊細なタイプのアイテム揃い。
あれもコレもと悩みながら選んでいるのを、適度な距離感で接客してくれたダンディな店主さんは、日本の伊ワイン輸入業者にも友人がいるという意外な人脈を持ち、この職歴の長さをうかがわせる佇まいです。
以前、あるお客さまが「ワイン屋さんはたくさんあるけど、入った瞬間に“あ、ここだ”と思わせるラインナップってあるんですよね」。
とおしゃっていましたが、私にとってこのお店は自分のテイストに合う、行くたびに欲しいワインに出逢えるようなワイン屋さんでした。
もう一軒は地下鉄B線「ピラミデ」駅から徒歩15分ぐらいのテスタッチョ市場内にあるワイン屋さん。
② 【Vini sfusi di Qualtin】
かつて“ローマの台所”と呼ばれたこの市場の名物、トリッパ・アッラ・ロマーナのパニーノを食べ、ブラブラしているときに偶然見つけました。
市場にある量り売りのワイン屋さんは決して珍しくないのですが、グラスワインのラインナップなどから「ピン」と来るものがあり、立ち寄ることに。
まずはランチの後で、気軽な白ワインを飲みたい気分だったので、「フラスカーティありますか?」と尋ねてみました。
(軽快でお水のようにスルスル飲めるご当地ワインで、多くの人がクオリティを求めないようなデイリー銘柄です)。
すると、ここの店主は「素晴らしいのがあるよ!」。
意外な回答に「えー?」と思いつつテイスティングしてみると・・・、グリーンがかった涼しげな色調、桃や柑橘フルーツのピュアな香り、伸びやかかつ引き締まった果実感、これまで飲んできたフラスカーティとは一線を画す高い酒質・・・衝撃を言葉にできずに飲んでいると、「このワインはルクセンブルグ王国が買い占めているのでイタリア国内ではほぼ流通してないよ。
私は友人だから少し分けてもらってるんだ」。とのこと。
続けて「これも飲んでみて」と、遅摘み葡萄から造られるフラスカーティの甘口「カンネリーノ」が出されました。
店主曰はく「私が唯一認めるカンネリーノ」・・・WOW!飲んでびっくり&納得。
厚みのある果実味に、ビシッときれいな酸が通って甘みとのバランスも完璧です。
他にも、ラッツィオのオーガニック葡萄(シラー&メルロー)で造られた新酒(丁寧に醸すので解禁日に間に合わない^^;)など、おすすめのワインを試飲させていただきました。
気軽な量り売りスタイルでありながら、「川ひとつ越えると風味が変わるから」と流通や品質に気を配り、そのワインの持つ魅力を最大限伝えたい、という想いにあふれたワイン屋さんでした。
それぞれのお店で購入したワインを各1本づつ日本に持ち帰りましたが、店主たちとのコミュニケーションと共に、心に残る2本になりそうです♪