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映画とワイン

5/12/2012

 
映画に登場するワイン、というのは1冊の本にもできるぐらい、おなじみの話題ですが
やはり映画の1シーンにワインボトルが出てくると、それまで寝っ転がって眺めていた程度の作品でも、身を乗り出して、どんなワインかチェックしたくなります。
その多くは「ふーん」とか「ナルホド」で終わるようなものですが、最近観たDVDで印象的な3本がありました。
 
まず、フランスのボルドーが舞台のサスペンス映画「悪の華」。
冒頭の昼食のシーンで、主役のブルジョア一家がまるでテーブルワインかのような気軽さで飲んでいたワインはなんと・・・「シャトー・オーブリオン・ブラン」。
目を疑いました。
赤は偉大なボルドー5大シャトーとして有名ですが実はそれ以上に高価、かつ希少性の高いのがこの「白」なのです。
それを無造作にグラスに注ぐ、それもランチで!という驚き。
(グラスに注がれるのを断る祖母など、飲みなれた感満載の空気でした)。
お金持の名門一族ですから当然と言えば当然、リアリティ十分の演出です!
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD18532/index.html

次は、ウディ・アレン監督40作品目の「人生万歳!」。
舞台はNYでしたが、こちらもボルドーワインが出てきました。
登場人物のひとりで、芸術に理解のある中年男性が、自宅で、南部から出てきた保守的な中年女性にすすめるワイン。
飲んだ女性が思わずボトルを手に取り、ワインの銘柄を確認するシーンがありました。
「シャトー・メイネイ」。
メドック地区サン・テステフ村のブルジョア級です。
この夜を境に、180度生き方を変えた女性、そして何気ないけど渋い魅力のある「シャトー・メイネイ」が粋な演出です。
http://jinsei-banzai.com/pc/
 
最後3つめは、イタリアが舞台のアメリカ映画「ジュリエットからの手紙」。
ロマンティックストーリー、終盤の山場で出てきたのは、ワインではなく、あるワイナリーの立看板でした。
「CAPARZO(カパルツォ)」。
凛とした美しさと、力強さをそなえた比類なきエレガントな赤ワイン、トスカーナの至宝「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」の生産者です。
後のシーンでここのワインを囲んで楽しむ場面がありましたが私の記憶ではボトルのアップなどはなく、前述の看板を見た人でないと、ワインの出自はわからないような控えめな演出が、かえってストーリーやワインの品を高めていたと思います。
http://www.juliet-movie.jp/

個人的にどれも気になるワインだからこそ、目に留まったのかもしれませんがこういう風にワインが小道具以上の存在感で映画に出てくるとうれしくなります。

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