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パスクワ(復活祭)Pasqua

4/28/2012

 
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最近のローマは、雨も多く、朝は12度くらいでとても寒い。
このままでは農作物に影響がでるのでは、というくらい、お天気続きのあったかい3月の後だから、余計堪える。
今年のパスクワ(復活祭)が4月8日で、それからずっと冬に逆戻り。
誕生日は太陽暦で数えるキリストが、なぜ逝去の日が旧暦なのか毎年理解に苦しむが、おそらく旧暦であるがゆえに実際の気候と関連があるのか、毎年雨、もしくは天気が悪いと決まっているのである。

でも、復活祭のあとは、その名の通り、春が到来するはずなのに、今年は一向に冬のまま、まさしく、今年も異常気象である。
ところで、イタリア語で、旧暦のことを月暦という。
子供のころ、沖縄の行事が旧暦であることに、なんだか原始的なものを感じていたが、月暦というと印象が替わるから、日本語はおもしろい。


地方色豊かなイタリア料理、パスクワの料理も土地さまざまだが、ここローマは卵、羊肉、カルチョーフィ、などが定番である。
今年も我が家のパスクワのメイン料理は羊。
たてに半分に切った羊が、お肉屋さんで売られていて、それをにんにく、ローズマリー、塩コショウで味付けし、オーブンで焼いた豪快料理。

なんと今年は高級ワインの「サッシカイヤ2006年」まで登場して、大満足のパスクアであった。 
この時期、羊半分買うと、羊の頭もしくは内臓をおまけでつけてくれることが多い。
頭は、これも縦に半分に切ってくれるので、オーブン皿に切り口を上にしてじゃがいもと一緒に焼く。
私の大好物の魚の頭食べるのを嫌がる人がいるっていうことを、この羊の頭をみると理解できる。
魚を触るのが怖いという人に気持ちもわかる瞬間である。
さすがに食いしん坊の私でも、この羊の頭にだけは手を伸ばす気になれないが、特にイタリア人の男性に好まれる料理である。
一方内臓は小さく切って、ラードでいため、塩コショウ、マルサラ酒で香りを付ける。
内臓料理を食べる沖縄の人にぜひ一度味わってみてほしい。


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    Nahoko

    グラナート店長の姉
    ローマ在住、X年


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