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ワイン フェスティヴァル Vini nel Mondo 2012 a Spoleto

6/16/2012

 
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ワイン フェスティヴァル
Vini nel Mondo 2012 a Spoleto
 
先日、久しぶりにウンブリア州のスポレートを訪れた。
この中世の町は、夏にオペラ・演劇などの国際フェスティバルが開かれることでも世界的に有名で、小さいながらも、文化的な香りの漂う、素敵な町である。

私たちが訪れた週末はちょうど「第8回VINI NEL MONDO」というワインフェスティヴァルが開かれていた。
サイトの発表によると、今年は150のカンティーネ(ワイナリー)と、1500種の試飲アイテムを提供するレストランなどが参加し、6/1~6/3までの3日間で22万人が訪れたそうである。
一杯いくらというかたちで飲むことも可能だが、参加者の多くは、20ユウロで3日間有効のワイングラス(首からぶらさげる小さな袋付き)を購入する。 
(※購入者は腕に使い捨てのブレスレットをはめて、他人と使い回しできないようになっている)
このワイングラスがあれば、参加カンティーネ、または指定のレストランで、好きなだけワインを試飲できるという、ワイン好きにはたまらない企画である。
しかも、真ん中の土曜日は、「ノッテ イン ビアンカ(直訳すると北欧の白夜、夜にならない)」という夜通しつづくお祭りである。
中世の美しくも味わい深い街並みを、世界中の観光客がワイングラス片手にほろ酔い気分でそぞろ歩きしている様子は、眺めているだけでも楽しくなる。

今回、私たちはスポレートの友人に会うために、日帰りで出かけて行ったので、残念ながらこのワイングラスは購入しなかった。
“せっかくだから一晩中うろうろ飲み明かしたいな”という、年甲斐もない欲望を抱きながらも、友人たちと行きつけのワインバーで、一杯のモンテファルコ・ロッソ(ウンブリア州の代表銘柄)、そしてアンティパストの盛り合わせで、ささやかながらも心地よく過ごした休日であった。

ヴェニカ&ヴェニカ 2001 インシエメ Venica & Venica 2001 Insieme

5/18/2011

 
ちょっと前の話になるが、45回目のワインフェア「VINI ITALY」(ヴィーニイタリイ)が、イタリア・ヴェローナで4月初旬に行われた。
世界でもっとも大きいイタリアワインの展示会で、約4,000のワイン生産者が出品し、110カ国から15万6千人のワイン愛好家が訪れた。
外国からの参加者の割合は、ドイツがトップで、アメリカ、カナダ、イギリス、
スイス、フランス、オーストリアと続き、ロシア、中国、香港がベスト10である。
日本からもかなりの参加者が訪れたとの記述があったが、今年は震災の影響だろうか?
この有名なヴィーニイタリイのホームページでこんな記事を発見した。
 
イタリア北部に位置するフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州の生産者「ヴェニカ&ヴェニカ」が今春発売された、希少なメルロー種の赤ワイン「インシエメ2001」の売上げ推定100,000ユーロ(現在の為替で約1,160万円)を、すべて日本の震災支援のために寄付するというのである。
 
この赤ワイン「インシエメ2001」は、2001年の収穫後、2年間樽で寝かせても、まだ熟成が足りず、2003年に瓶に詰めてからも、毎年試飲を続けてきて、ようやくこの3月に十分熟成され、出荷できる手はずが整ったころ、テレビから、日本での悲惨な地震の映像が伝えられてきたとのこと。

その瞬間、ワインを通して日本人と親交の深いこの生産者は、かなりの衝撃を受け、日本のための支援を決めた。

今回の地震によって、自然による恐ろしい災害を被った日本へ、自然によるすばらしい恵みを受けたこのワインを提供することによって、この支援はより大きな価値あるものになるのではないか、そういう想いが込められているらしい。
 
限定5,000本のこの貴重な赤ワインはすでに流通しており、この売上金はローマの日本大使館を通じて、順次日本への寄付金に当てられることになっている。
将来的には、ワインを通しての、震災孤児支援の活動も計画中とのこと。
なんともありがたい話である。
 
今年も大成功を収めたヴィニイタリイ、もうすでに来年度の日程も発表済みである。
2012年3月25日~28日。
今から計画して、ぜひ、来年は行ってみたいものである。

(Vinitaly Wine News より) 

カンティーネ アペルテ Cantine Aperte

5/12/2011

 
5月の最終日曜日は、イタリア全土でカンティーナ(ワイナリー)の扉が実際に開かれて、ワイン愛好者との交流を深めるイベントが、もう19年も続けられている。
年々このイベントに対する興味が高まり、観光客のみならず地元の人の注目を集めており、昨年は、イタリアで800のカンティーナが参加し、百万人を超える見学者が集まった。

数年前、私もトスカーナにこのイベントのために出かけていった。
特に印象に残っているのは、フレスコバルディ。
門から延々続く杉並木を車で走っていると、あたかも、自分が招待されたお客のような気分であったが、着いてみると大勢の観光客。
そして、大規模経営のために、まるで、ビール工場で見たような大きな

ステンレス製の樽。
なんだか、そのギャップにがっかりした。
でも、もちろん試飲は大満足だったが。

一方、小さな生産者は、採算度外視でオーナーが自分の楽しみのために作っているというビンサント(今は純粋な方法で作っているほうが少ないらしい)の話など、小規模ならではのエピソード。
いずれにしても、普通はなかなか見れないカンティーナの内側へ入ることができ、しかも、ガイドつきのカンティーナ見学、ワインについての説明、おつまみつきのワインの無料試飲など(カンティーナによってまちまちだが、生ハムやチーズがついていたところもあった)、ワインに興味のない人でも十分楽しめる内容になっている。

私のおすすめのイベントです。 

    Nahoko

    グラナート店長の姉
    ローマ在住、X年


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